株式で運用されるシステムとの違い


このページでは、FXのシステムトレードについて具体的に見ていきます。
システムトレードのうち、株式で運用されるシステムのなかには、
テクニカル分析指標だけでなく、各種マクロ経済指標、他のマーケットの
価格データなども売買判断を下ずためのロジックに盛り込んでいるケースが
少なくありません。
しかし、FXのシステムトレード場合、複数のテクニカル分析ツールを
組み合わせて売買サインが出るような仕掛けを作っているものが多いです。
そして、個人トレーダーや小規模なヘッジファンドなどが行なう
FXのシステムトレードついては、一般的に過去の価格データを用いた
何らかの
(例えば、移動平均線の分析やボリンジャーバンドの分析など)
テクニカル分析に基づくものが多いのです。
なぜなら、ファンダメンタルズ分析に基づくFXのシステムトレードは、
前提条件から結論に至るロジック構成が複雑になるので、個人トレーダーや
小規模なヘッジファンドなどでは、手を持て余してしまうからです。
システムトレードが、利益を上げられる理由


さて、FXのシステムトレードのように、
なぜ、システムトレードでは、
利益を上げることが出来るのでしょうか??
それは、システムトレードというのは、
過去の値動きのパターンなどの
前提条件を検証して、収益が上がる売買ルールを導き出し、それを繰り返して行なうことにより、
思いつきや予想ではなく、確率に基づいて
勝率、損益率などをコントロールして
収益を上げていくものだからです。。
FXのシステムトレードが一般的でなかった理由


なぜ、FXのシステムトレードは、その存在を知られていても 今まで、一般の個人トレーダーには、簡単に手を出せなかったのでしょうか?
それは、FXに限らずシステムトレードというトレード方式自体・・・
@ 過去のデータを分析
A 統計的に有利な売買ルールを考え出す
という作業を行なう必要だからです。
例えば、
【ユーロ/円相場で、Aという前提条件があった場合にユーロを売り
Bという前提条件があった場合に手仕舞えば、過去のいずれの時点に
おいても、70%の確率で傾向的に勝てるという売買ルールーがあれば、
今後も、Aという前提条件の場合に、ユーロを売りBという前提条件が
あった場合に手仕舞うというトレードを機械的に行い続けて利益を上げて
いこう。】
とすることが、システムトレードなのですが、
そもそも、この条件をシステム化することが、
一般の個人トレーダーには至難な技とも言えていたのです。